AI活用で怖いのは、使えないことだけではない
会社でAIを使うときに怖いのは、「うまく使えない」ことだけではありません。
もっと怖いのは、入れてはいけない情報を入れてしまうこと。AIの答えを確認せずに使ってしまうこと。社内ルールがないまま、部署ごとにバラバラに使い始めることです。
1. 社外秘をそのまま入れない
顧客名、取引先名、契約内容、売上、原価、未公開の人事情報などは、そのまま入力しないのが基本です。試すときは、架空の内容や公開情報に置き換えます。
2. 個人情報を入れない
氏名、住所、電話番号、メールアドレス、履歴書、健康情報など、個人が特定される情報は扱いに注意が必要です。便利だからといって、相談文にそのまま貼らないようにします。
3. AIの答えをそのまま社外に出さない
AIはそれらしい文章を作れます。ただし、内容が間違っていることもあります。数字、法律、制度、契約条件、商品仕様などは必ず人が確認します。
4. 会社として使う範囲を決める
個人の試し使いと、会社としての利用は別です。どのツールを使ってよいか、どんな情報は入れないか、出力物は誰が確認するか。小さくてもルールを置いたほうが安全です。
5. 最初は公開情報で練習する
自社の本番データを使う前に、公開されている文章や架空の例で練習します。プロンプトの作り方、出力の癖、確認の仕方をつかんでから実務に近づけます。
AIは、怖がって一切使わないのも、何でも入れてしまうのも危険です。
会社で使うなら、「使う場所」と「使わない情報」を分けるところから始めます。
ひとりで判断しきれないなら
AIの使い方は調べられても、会社でどう使うかは独学だけだと迷いやすいです。
40代・50代で、社内に説明する立場になりそうなら、最初の道筋だけでも詳しい人に確認しておくと安心です。