最初の仕事は、AIを選ぶことではない
「AIを調べておいて」と言われると、まずChatGPT、Copilot、画像生成、議事録ツールなどを調べたくなります。
でも、最初に見るべきなのはツールではありません。
社内で、毎月くり返されている仕事です。
AIは、目的がぼんやりしたまま入れると使われません。逆に、「この作業を軽くしたい」が決まっていると、急に使い道が見えてきます。
棚卸しする仕事
- 毎回似たようなメールを書いている
- 議事録や会議メモを整える時間が長い
- 求人票や募集文を何度も書き直している
- 営業資料や提案書のたたき台に時間がかかる
- SNS投稿やお知らせ文を毎回ゼロから考えている
- アンケートや問い合わせ内容を読むだけで時間が溶ける
この中に1つでもあるなら、AI活用の入口はあります。
ひとりAI係の3ステップ
1. 作業名ではなく、困っている場面を書く
「議事録をAI化」ではなく、「会議後にメモを整えるのに毎回40分かかる」と書きます。困っている場面まで落とすと、AIに頼む内容が見えます。
2. 社外秘を入れずに試せる題材を選ぶ
いきなり本番データを使わず、架空の文章や公開情報で試します。便利さを確認する段階と、社内ルールを決める段階は分けたほうが安全です。
3. 小さな成功例を1つ作る
「AIで会社を変える」では大きすぎます。最初は「会議メモを読みやすく整えた」「求人票のたたき台を作った」くらいで十分です。
ひとりAI係が最初に作るべきものは、立派なAI導入計画ではありません。
社内の誰かに「それなら使えそう」と思ってもらえる、小さな実例です。
独学で詰まりやすいところ
独学でもAIは触れます。ただ、会社で使うとなると、次のところで止まりやすいです。
- どこまで情報を入れていいか分からない
- プロンプト例を見ても、自社業務に置き換えられない
- 社内に説明する言葉が作れない
- 副業やツール紹介ばかりで、実務の順番が見えない
ここで止まるなら、40代・50代向けに仕事への落とし込みを相談できる場所を使うのも現実的です。